歌で詠む「海士の秋」

\後鳥羽上皇もびっくり!/

◆ 一人ひとりが自分の言葉で詠む「海士の秋」


海士町も朝晩めっきり肌寒くなり、すっかり秋めいてきました。そんな今日。5-6年生の国語のテーマは「俳句」。子どもたちは自分の言葉で身近なもの・ことに目を向けて思い思いに「秋」を詠みました。

「3首、詠んでね」という先生の声がけに秋の植物や、風景、食べ物などの写真を見ながらどんどん言葉を紡いでいく子どもたち。さすが!2年ほど前から俳句教室を経験しているだけあります^^ 実は、海士町は「歌詠み」と深いご縁のある地域です。

ご存知のように、素晴らしい歌人であった後鳥羽上皇は承久の乱のあと隠岐の島に流されました。亡くなるまでの19年間を海士町で暮らしここでおよそ700首の和歌を詠んだと言われています。海士町は「歌詠みの島」とも言える歴史があるんですね。福井小学校では、その深い歴史と豊かな自然にふれるべく1年間を通して、俳句の授業に取り組んでいるのです。

子どもたち全員の俳句をご披露したいところですがここでは特別に3首だけご紹介しましょう。

「まっかっか なんで照れてる 秋の空」

「梨食べて しゃりっとしてて 止まらない」

「ケンカした 私はげます 流れ星」

なんと。「流れ星」って秋の季語なんですね。新しい発見★子どもたちの視点を通して秋を味わえる素敵な時間でした。

(小学校コーディネーター・浅井)



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